ユーリのオフロードバイクライフ

ゆるーくオフロードバイクを楽しみたいブログ

愛車のKLXについて語ってみる

皆さんこんにちは!ユーリです!

今回は私の愛車について紹介していきます。

 

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現在私がメインで乗っているバイクはKLX250というオフロードバイクです。

このバイクについて色々語っていこうかなと。

 

KLX250とは?

カワサキ製4ストローク250ccのオフロードバイク

初代KLX250SRは「本気で2ストロークのオフロードバイクに勝ってやるぜ!」と開発された軽量・キックオンリーのカリッカリなバイクだったそう。オフロードバイクについて調べたことがある人なら「闘う4スト」というキャッチコピーを聞いたことがある人も多いのでは。

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その後、セルスタータが装着される、排ガス規制に対応するなどして段々マイルドに進化していきました。

私が乗っているのもこの頃の年式。2001年に登場した平成11年排ガス規制後のキャブレター仕様モデルです。

さらに2008年には平成19年排ガス規制に対応するため、フューエルインジェクション化され、サスペンションもDトラXベースのオンロード寄り設定に変更を受けます。2016年にはファイナルエディションが登場し、現在は生産終了しています。

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同クラスのバイクと比較してみた

KLX250を同クラスのオフロードバイクと比較してみましょう。f:id:yuri_offroad:20180323001135p:plain

今回は昨年まで現行だった3車種と新旧KLX250を対象にしています。比較項目は個人的に重視する6項目を挙げました。各項目でトップの場合はセルをオレンジに、ワーストの場合はブルーに塗りつぶしています。

私のKLXは2001~2007年のキャブ仕様ですから、他車種よりも排ガス規制が緩い年代にあたります。騒音規制も緩く、燃調もリッチにできるのでこの中では軽量・高出力寄り。

対して2008~2016年のFI仕様KLXは見事にどの項目も塗りつぶされていないのが面白い。高性能なWR、お手頃価格のCRF、取っ付き易いセローと他車種は抜きん出るモノがあるなか、全てで間を取っていくKLX。どこを取っても中間的なのがある意味個性なのかも?

 

 KLX同士の比較インプレ

さてここまでは他車種との比較でしたがKLX同士を比較してみるとどうなのか?

過去に'08のFI車に乗せて頂いた経験からFI車とキャブ車の比較インプレを書いていきます。あくまで一般ライダーなりのインプレですからご注意を。

パワー感

明らかな差がありました。

キャブ車は低速が弱く、中速域からワイドオープンすると力強く加速していきます。2ストロークのパワーバンドほどではありませんが、後半にかけて盛り上がってくるような感覚がありました。

対してFI車は至ってフラットな加速感。アクセル開度と車速が比例するような感覚で加速していきます。その分低速の弱さも感じず、乗りやすくて初心者の方やツーリングメインの方におすすめできます。

ハンドリング

これにもはっきりと差を感じました。

キャブ車はフロントの接地感が薄く、ハンドルが軽めです。荒れた路面でハンドルが振られた際にはこちらの方が有利と感じました。しかし、ダートのコーナーではフロントに荷重をかけて曲がらないとフロントから逃げていくことがあります。メリハリのある乗り方が要求されそう。

FI車はフロントが重く感じられました。

その分接地感はキャブ車よりも強く、オンロードやフラットダートをまったり流すにはこちらの方が向いていると思います。初心者向けなのもこちらかも。

重量感

数値上では4kgの差がありますが、数値ほどの差を感じませんでしたね。

強いて言うならサイドスタンドを立てた状態から車体を起こす際に、少し重さを感じる程度。転倒状態から引き起こしをする場合には実感できるかもしれません。

燃費

間違いなくFIのほうが良いです。

キャブ車では通常で25km/L弱、伸びても28km/L程度の燃費です。これでコックON時の燃料量が6L程度なので航続距離は130~150km程度。航続距離短いのが悩みです…。

FI車ではオーナー曰くコンスタントに30km/Lの燃費が出るそうです。ツーリングでは35km/L超まで伸びたこともあるそう。燃料警告灯が点灯するまでの容量が5.4Lということで航続距離は160~190km程度。FI車ではかなり余裕ができますね。

その他

ライトの暗さ

キャブ車('98以降)はスーパーシェルパと共通のH4 55/60Wのライトカウルが付いているのでそれなりの明るさが確保されています。

'08モデルのFI車ではPH7 25/25Wのライトカウルになっていて暗いらしい。(オーナー談)翌年から35/35Wに強化されているので、気にならない程度に改善されたのかもしれません。

シート形状

キャブ車ではシート前側が絞られ脚付きが良くなっています。その分幅が狭いのでお尻への攻撃性は高め。

FI車では幅が広めになり、座面もフラットになっているため、お尻に優しくなっています。その分脚付きは悪化しています。

 結局どっちが良い?

 今買うならFI車をおすすめします。

何故かと言えば近年キャブ車の中古相場がやたら高いのです。走行距離や状態によってはFI車よりも高い場合もあります。確かにオフロード性能で言えばキャブ車に軍配が上がります。しかし状態・年式の割に高いしゴム系パーツの劣化も気になります。

オフ車デビューする初心者の方や、ツーリングメインで乗る方、日常メンテナンス程度で維持したい方には絶対FI車ですね。

しかしある程度自分で弄ることができ、マイナートラブルも許容できる人ならオフ性能を求めてキャブ車を買うのもアリかもしれません。

 

最後に

KLXってスペックシートだけ見ると中途半端なバイクに見えてしまうと思うんです。しかし乗ってみると乗りやすいし面白いバイクなんですよね。この記事を見て少しでもKLXに興味を持ってくれたり、KLXに乗ってみようかなと思ってくれる方が増えてくれたらいいなと思います。

ここまでダラダラと書き殴ってましたが最後に一言だけ。

KLXはいいぞ!

ではまた。